AMED国際シンポジウム「Proteostasis in Biology and Medicine」を開催しました（1日目）

2025年8月26日（火）～29日（金）にザ・プリンス京都宝ヶ池でAMED国際シンポジウム「Proteostasis in Biology and Medicine」を開催しました。
潮田教授と永田和宏研究統括（JT生命誌研究館館長）との共同オーガナイズで開催されました。

本シンポジウムは、タンパク質の翻訳・折り畳みから修飾・分解に至るライフサイクルに関する分子機構と、それらの異常が関与する神経変性疾患、がん、免疫・代謝疾患、希少疾患、老化などの理解を深めることを目的としています。研究発表、知識の交換、情報の提供を通じてプロテオスタシス研究の進展と普及を図り、基礎科学と医療応用の橋渡しを促進するとともに、国際協力の基盤形成に寄与するために開催される国際会議です。海外の著名な研究者11名に加え、国内の著名な研究者による招待講演、ポスター発表から選ばれた若手の研究者による発表、そして関連研究室のメンバーや学生によるポスター発表で、連日盛り上がりました。

準備が大変でしたが、みなさまの協力の下、なんとか初日を迎えることが出来ました。

図1. 準備段階の会場

図2. 受付で記念撮影しました。

図3. 国際会議会議開始直前に「コーヒーレストランドルフ」で昼食を楽しむメンバー。ドルフはビーフシチューが有名です。

店名：ドルフ
住所：京都府京都市左京区岩倉東五田町４
公式HP：https://dorf-web.net/coffeerestaurantdorf/

1日目は、潮田教授が司会、永田研究統括の開会の挨拶で始まりました。

図4. 司会進行を行う潮田教授

図5. 永田統括の開会の挨拶

１日目は「タンパク質の誕生」と「タンパク質品質管理」の2つのセッションが予定されていました。いずれもハイレベルな研究発表が続きました。

Session 1: Birth of Proteins
Focusing on translation mechanisms and the latest research on ribosomes.

Judith Frydman (Stanford University)
Molecular Origami: Protein folding and misfolding in health, aging and disease

Ron Kopito (Stanford University)
The UFM1 cycle in cellular proteostasis

Toshifumi Inada (The University of Tokyo)
Molecular basis and physiological function of the CAT tailing in mammalian RQC.

Akinobu Matsumoto (Nagoya University)
Precise identification of dark proteins and their functional roles

Elie Teyssonniere (RIKEN)
A comprehensive exploration of translational responses during stresses in yeast

Session 2: Protein Quality Control ‒ Chaperones and Folding
Focusing on chaperone-mediated protein folding, quality control, and structural formation processes.

Bernd Bukau (Heidelberg University)
Mechanisms of co-translational folding and assembly of proteins

Hideki Taguchi (Institute of Science Tokyo)
Nascent chain tracking to investigate proteostasis events in live cells

Tomohide Saio (Tokushima University)
NMR Investigation of Chaperone-Mediated Protein Folding at Residue-Resolution

Hideki Nishitoh (University of Miyazaki)
Maintaining ER homeostasis is essential for brain function through cholesterol biosynthesis

シンポジウム終了後は永田先生の招宴で、招待演者の先生方と京懐石を楽しみました。円山公園内の京都祇園京料理「いそべ」です。海外の先生方にも好評でした。

図6. 料理も美味しく、楽しい一時でした。

店名：京都祇園京料理いそべ
住所：京都府京都市東山区円山町東側公園内
公式ホームページ：https://www.kyoryori-isobe.co.jp/

明日は、朝から夕方までエキサイティングなセッションがあります。
AMED国際シンポジウム「Proteostasis in Biology and Medicine」2日目へ

・AMED国際シンポジウム「Proteostasis in Biology and Medicine」ホームページ
 ・国立研究開発法人日本医療研究開発機構AMED　ホームページ
 ・革新的先端研究開発支援事業（AMED-CREST, PRIME）「プロテオスタシスの理解と革新的医療の創出」
・大学ホームページでの紹介