田中啓二先生追悼シンポジウムに参加しました
2025年2月2日(日)に東京科学大学医学部(東京医科歯科大学)で開催された田中啓二先生追悼シンポジウム、東京ガーデンパレスで開催された田中啓二先生を偲ぶ会に参加しました。
田中啓二先生は、昨年7月23日にご逝去されました。
田中先生はプロテアソームの発見者であられ、タンパク質分解研究を長年牽引されてきました。
私(潮田)も生前大変お世話になりました。シンポジウム・偲ぶ会では、改めて先生の業績に触れ、その偉大さに圧倒されました。
図1. 領域を切り開いた圧巻の業績集でした
図2. Cellの追悼記事
図3. 田中先生が集めていたマグネット。いくつか頂いてきました。
田中先生とは、2004年に宮崎で開催された領域班会議で初めてお会いしました。
当時、私は修士課程1回生でしたが、畳で輪になって一緒にお酒を頂いたのを今でも覚えています。
豪快にお酒を飲み、分け隔てなく私たちに接してくれました。
飲み会で、先生が着ていた浴衣が裏表逆になっていて、その場で裏表を直され始めたので、みんなで大爆笑したのも記憶に残っています。
図4. 2004年の宮崎での領域会議での田中先生。当時、若かった私は怖くて中々、近寄れず。
私の研究が少しずつまとまっていき、お話をさせて頂いた時には、面白い研究だと励まして頂き、とても嬉しかったです。
微力ながら、タンパク質分解の研究を少しでも盛り上げていけたらと思います。
田中先生、ありがとうございました。
以下、田中啓二先生を偲ぶ会で永田先生がお話されていた最終講義での田中先生のお話をアップしています。(田中先生には公開させて頂くこと、生前にお許し頂きました)。
学術と関係ない話と仰っておりますが、すごく楽しくお話頂いていて有難かったです。めちゃめちゃ面白かったです!!
このとき、まだコロナ禍でしたので打ち上げも出来きませんでした。御礼のメールを差し上げましたが、帰路の新幹線で独り晩酌して虚しかったと返信がありました。やっぱり、みんなで飲みたかったです。
図5. 永田先生の最終講義での田中先生