N君より素晴らしいプレゼントを頂きました。

学部生のN君よりプレゼントを頂きました。

2011年に東北大学稲葉研との共同研究で解いたERdj5の全長構造(Mol. Cell, 2011)を3Dプリンターで作製して頂きました。構造を解いて以来、ずっと触りたいという欲求があったので、めちゃめちゃ嬉しかったです!
何かアイデアが出るのではないかと、暇さえあれば触っています。


図. 大きいのと、持ち運びが出来る小さいのを作製してくれました。

2017年に報告したオリジナル(Form 1)の構造から、C末端リンカーを軸に110°回転した構造も報告しました(Strucure, 2017)。最近、新しい構造(Form II)も作って頂きました。

図. 手前がForm 2で、奥がForm 1

なぜ、このような2つの構造が存在するのか、その詳細はまだわかっておりません。

図. 2017年の成果は雑誌「Structure」の表紙を飾りました。

この表紙を見るとC末端クラスターの活性中心(侍)が基質のジスルフィド結合を切断する際、ERdj5の構造変化が効率の良い切断に重要であることがわかりやすく示されています。

N君、ありがとう!また何かください!